昔よりも動物の寿命が長くなった事で、飼い主の方と過ごせる時間も共に延びました。非常に喜ばしい事ですね。しかし、年を取ると起こり易い悪性腫瘍(ガン)の数も増えています。
動物でも人と同じような治療をしますが、残念な事に上手く反応してくれなくてガンが大きくなったら、痛みが起こる場合もあります。軽い場合は消炎鎮痛剤などで効きますが、範囲が大きく組織の破壊や圧迫が起ったり骨に浸潤したり、という場合はもっとしっかりと効くモルヒネなどの薬が必要となります。
こういった薬は、麻薬にあたるためそれを扱う人は免許が必要になります。いくつかの申請書や精神鑑定書などを提出しなければなりません。また、薬の取り扱いなども厳格に決められています。この免許は2年に一度更新があるのでその手続きを先日行ってきました。この薬を使用する機会は少ないほうがいいですが、『痛み』に対してここぞというときに力になってくれるはずです。
新しい免許証は、これから届くので写真は古いものです。