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人間同様、動物たちの寿命も伸びています。
医療の発展で治療可能な病気が増えた事が大きな原因の一つでしょう。
そして、もう一つの大きな要因は、予防です。
病気になってしまってからの治療は、
本人に大きな負担をかけます。もしかすると命を落としてしまうかもしれません。
是非、簡単な予防で大きな病気を予防してあげて下さい。
当院では、予防医療に力を入れています。 |
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ワンちゃん、猫ちゃん共に、混合ワクチンがあります。
いずれの病気も、かかってしまうと危険(命を落とす可能性が有り)、
あるいは、いつまでも症状を引きずって、本人がつらい思いをする可能性があります。
「年をとったからもういいかな・・・」とお考えになる飼主様もいらっしゃいますが、
年をとった子こそ、きちんと接種してほしいと思います。
また、わんちゃんは狂犬病の予防接種を年に1回接種すると法律で定められています。
飼主登録も必要です。
接種後に体調を崩された事がある場合は、ご相談ください。 |
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わんちゃんの避妊手術は、早期(2回目の発情期よりも前)
に行うと、乳腺腫瘍の発生率が低いという事がわかっています。
また、わんちゃんも猫ちゃんも、高齢の女の子には子宮に膿がたまる
「子宮蓄膿症」という病気がめずらしくありません。
出産予定のない女の子は、是非避妊手術を受けましょう。 |
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わんちゃんの男の子は、高齢になると前立腺の肥大が起こる事があります。
おしっこに血が混じる、便が扁平になる、などの症状が出ます。
また、まれにお尻の脇の筋肉が裂けて、脂肪・腸・膀胱などが、
皮膚の下に出てしまう「会陰ヘルニア」が起きる事もあります。
どちらも去勢手術をしている子では、まず起こりません。 |
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潜在精巣または陰睾といわれる、睾丸がきちんと袋におさまっていない(降りていない)
子がたまにいます。その場合、おさまっていない睾丸が、
高齢になると腫瘍化する事があります。
悪性腫瘍(癌)だと、重度の貧血を起こして亡くなってしまう事もあります。
是非、早めに去勢手術をしましょう。 |
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猫ちゃんは、発情をむかえると大きな声でないたり、外に出たがったり、
スプレーといって、あちこちの壁におしっこをかけたりします。
避妊・去勢手術により、この発情による行為はなくなります。 |
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ウサギの女の子は、是非はやめに避妊手術を受けて下さい。
高齢になると多くの子が子宮内膜症から子宮癌などの子宮疾患になり、を落とします。
はやめにご相談下さい。 |
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皮膚の下に入れる個体識別番号のついたチップです。
AIPOという団体に登録をしておけば、万が一の災害時や迷子になった時も、
チップの読み取りにより、確実に飼い主様の元に戻れます。
注射で入れますので、痛みもほとんどなく、麻酔も不要です。 |
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『もういないでしょう』『予防薬を飲まなくてもかからない』...こんなイメージありませんか?
いえいえ、フィラリアはまだ存在します。今日、明日、あなたのワンちゃんが感染するかもしれません。
フィラリアは蚊によって感染する病気です。家にいるとき、お散歩の時、どこで蚊に刺されるかわかりません。
もし感染してしまうと、命にかかわるかもしれません。
心臓・肺・肝臓・腎臓...様々な臓器に負担がかかります。
治療よりも予防が簡単で、ワンちゃんの負担も少ないのです。
予防の前に血液検査で感染の有無を確認してから予防薬を使いましょう。
また、フィラリアの予防薬は、その効果の機序としては駆虫薬ですので、
必ず最後に蚊を見かけてからもう一度飲ませてください(飲ませる薬の場合)。
お薬は、錠剤タイプとおやつのようなお肉タイプがあります。
お肉タイプには、お腹の寄生虫(回虫と鉤虫)を駆除できるお薬も含まれています。
どちらも体重により、のむお薬の大きさが変わります。
成長期の子は毎月体重を測ってお薬を受けとって下さい。 |
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わんちゃんは公園やドッグランで、外出する猫ちゃんはいろいろな所で、
寄生虫に感染しているかもしれません。
飼主様にうつるものもあります。特に小さなお子様や高齢の方は、注意が必要です。
おすすめは、年4回の定期駆虫です。
ワンちゃんは飲み薬、猫ちゃんは滴下薬があります。定期的な検便もしましょう。 |
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ノミは冬でもいます。特に外にいるノラ猫ちゃんにたくさんついています。そして、家に持ち込んでしまうと...家の中で大繁殖を始めてしまいます。ノミの成虫は動物にたかって血を吸いますが、その卵・幼虫・さなぎは環境中にいます。お家だと、カーペット・畳・ソファ・フローリングの目地などに入り込んで繁殖しています。
5匹の成虫のノミがいると、95もの卵・幼虫・さなぎがいるといわれます。
ノミが寄生すると、イライラして皮膚や毛をなめたりかじったりします。ノミの唾液によるアレルギー性皮膚炎になる子もいます。
ノミは血を吸うだけでなく、病気をうつします。
動物にはサナダムシ(瓜実条虫)を、人には動物を介して細菌を(猫ひっかき病の原因)。
ノミは家に持ち込まないことが一番です。毎月の予防薬で、動物たちも、飼い主さんも快適にお過ごしください。 首すじの皮膚につける滴下薬を毎月つけて予防しましょう。 |
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マダニ…聞きなれない名前です。ダニというと家のなかにいる家ダニのような小さなダニを想像しますが、このダニは違います。
血を吸うと膨れて1cm近くまで大きくなります。草むらなどに潜んでいて、通りがかった動物に食いつきます。
ノミと違って一所に食いついて血を吸い続け、無理に取ろうとすると動物の皮膚が取れたりしてしまいます。
貧血を起こすバベシア原虫やヘモバルトネラを動物にうつし、人はライム病の危険があります。
マダニも予防が一番です。吸血前はうすべったい形で、なかなか発見が難しいです。
ノミと同じお薬で予防できます。 |
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ノミもマダニもぜひ予防しましょう! |
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2011年3月の大震災で、災害時、感染症予防などはとても大切であると感じました。
災害時でなくとも、どうぶつたちの命を守るため、より快適な暮らしのために予防をお願いします。
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