営利目的で動物を扱う人が受けなければならない動物取扱責任者研修に行ってきました。ホテルを行う動物病院や生体販売を行うペットショップの方などが多数参加されていました。
年々保健所で処分される動物の頭数が、いろいろな努力によって減少している事や、いまだ消えない虐待の問題により動物愛護管理制度が見直しされ法律が厳しくなった事。最近耳にするようになってきたカプノサイトファーガ感染症についての原因や予防法など、環境省や家畜保健所、獣医大学の先生からお話を頂きました。
カプノサイトファーガ感染症は犬猫の口の中に常在している細菌で、保菌率は50ー70%だそうです。咬傷、濃厚接触、掻傷などが原因で感染し、動物は無症状ですが人は風邪に似た発熱、倦怠感、腹痛、吐き気、頭痛などを起こすようです。治療は抗生物質です。予防がやはり大切で、①定期的に爪切りをする②動物による外傷の消毒③過度の接触をさける④動物と接触後の手指口の洗浄⑤猫ノミの駆除を徹底する(ノミが伝搬させるので)などだそうです。
いずれも基本的な事を守れば大丈夫そうですよね。ただ可愛いからの姿勢から動物と自分のより良い共生のために皆様も一度消毒の仕方や接し方など見直されては如何でしょうか?
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