人間と同様に犬や猫でも口腔内のケアは大切です。
歯垢の中の細菌が原因となり歯肉炎などの歯周病を起こします。炎症が進行すると、口臭・歯がぐらぐらする・顎の骨が折れやすくなる・鼻腔や頬に穴が開く・細菌が全身に広がるなどの悪影響を起こすことがあります。
これらを予防するためにも自宅での日々の歯磨きが大切になってきますが、歯垢は犬では3〜5日間、猫では1週間程で歯石になると言われており、一度歯石になると歯磨きでは除去できません。
この子は自宅での歯磨きが難しく歯石も溜まってきたので麻酔下でスケーリングをすることになりました。
超音波スケーラーで歯石を除去していきます。歯周ポケットの中もきれいにします。
歯の表面を2種類の研磨剤で磨きます。
仕上がりです。
麻酔下で処置を行っていますので歯の裏側や歯周ポケットまできれいに出来ます。
きれいな状態の歯を長持ちさせるためにも日々の歯磨きをぜひ頑張ってみて下さい。