画鋲を誤飲!手術じゃなく内視鏡で!

今回は異物のお話です。
好奇心旺盛で活発な子は、何でもくわえて遊んで、本人にその気が無くても飲み込んでしまった。などという事があります。
食欲旺盛で人間の食べ物に興味を示す子は、ゴミ箱を漁って美味しい匂いのする物を食べたり、散歩中に拾い食いしたりする事もあります。
結果的に便から出てきたり食べても問題の無い物であればラッキーですが、胃腸を傷つけたり中毒症状が出てしまう物を食べたときが怖いです。
異物を誤飲してしまった場合は吐かせる事が多いですが、タイミングや飲み込んだ物によっては吐かせられない事もあります。
この子は「画鋲を飲み込んでしまったかも」という事で来院されました。
これがレントゲン画像です。胃の中に確かに何か写っています。
さくら1
本当に画鋲であれば吐かせると胃や食道を傷つける恐れがあるので出来ません。
次に内視鏡の映像です。
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オレンジ色の画鋲が見つかりました。
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なんとか内視鏡で回収する事ができ、開腹手術をしないで済みました。
回収時に食道を大きく傷つけた様子もありませんでした。
一度、異物食や拾い食いをした子は繰り返す可能性が非常に高いです。
普段から手(口)の届く所に物をなるべく置かない、散歩中も落ちている物に眼を光らせる、などの注意が必要です。
ウチの子少し怪しいかも。と思われる方はぜひ注意して下さい。

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